兵馬俑は超リアル!?
教科書にも写真がありますね。兵馬俑は、秦の始皇帝の墓のまわりをとり囲むように配置されています。現在分かっているだけでも7000体を超える兵士、馬、戦車の陶器でできた像が埋まっていたのです。
兵馬俑の発掘現場は、そのまま体育館のような巨大な屋根がつけられていて、そのまま博物館になっています。土から顔が半分だけ出土した兵馬俑の様子を見ることができますよ。
この兵馬俑の兵士の像。一つとして同じ顔をしたものがありません。また、髪型、よろいの留め具、ベルトのバックル、さらには靴の裏の滑り止めの模様まで超リアルに再現されています。今ではすっかりあせてしまいましたが、当時は色が塗られていたことも分かっています。
また、兵士の大きさに注目すると、どれもこれも力士なみの180センチを超える大男たちです。
当時の中国人の平均的な身長とは考えられません。つまり、始皇帝は全国から大男たちを集め、自分の身辺を守る兵士としていたようです。それを実際の形にしたものが兵馬俑で、始皇帝は死後も自分を守ってくれるように、自分の墓の周りに配置したのかもしれません。